『インフラエンジニアの教科書』を読みました!

2017年の後半から、すこしずつ本を読んで、学習用に読んだ時のメモを残すようにしてみました。なかなか進捗はよくないのですが、歳も歳だけに、読みながら書き出すというのは、わたしには良いスタイルのようです。

今回は、『インフラエンジニアの教科書』についてのメモになります。


ほそぼそと続けているこのブログ、最初のほうは『情報システム部門』で働いていたときの覚え書き的な投稿となっています。

完全に『インフラエンジニア』というわけではないですが、内製外注問わず社内システムのお守りをしていたので、ネットワークの設定、OSセットアップ、ミドルウェアのインストールということを、ささやかながら経験しておりました。

さて、月日は流れて、(どちらかというと)サーバサイド(アプリケーション)寄りの仕事をするようになった現在。

以前はオンプレミス(社内でのサーバ運用)が中心だったものが、がらっと変わってクラウドを使ったサービス展開となっているため、いわゆる『金物(かなもの)』には全く縁がなくなりました。(多少あると言えば、社内の通信用のルータやスイッチくらいで、それもほとんど触りません)

そんな中、Twitterの「#インフラ勉強会」というハッシュタグをたまたま見かけ、いくつか呟きを拝見しているうちに、この本のことを知りました。

正直申し上げて、情シス時代もインフラやネットワーク、ハードウェアに明るいわけではなく、「よくお前それでやってたなあ...」と言われるであろう人間だったので、みなさんの前向きな姿勢を拝見していて、『これは勉強しなおさなくては!』と思い、この本を手にしたのでした。


ページ数も控えめで、かさばらないサイズだったので、基本は通勤時にすこしずつ読み進めていきました。

内容は思っていたよりもハードウェア寄りで、『ああ、そうですこのへん苦手なんです』というところが触れられていたので、過去の記憶を思い出しながら読んでいきました。

とくに「ああ、なるほど」「確かに確かに!」と頷きながら、面白く読ませていただいたのが、1章、2章、4章、6章、9章です。

2、4章はサーバ&ネットワークといったテクニカルな内容です。

それ以外で面白いと感じたところは、「インフラエンジニアの業務領域、交渉術、コストの考え方や購入調達の仕方、メンテナンスや障害対応のポリシー」といった、ソフトスキル的な面にもページを割いて書かれていた箇所です。

『そうそう!こうだったー!』と(わずかな経験ですが)昔を懐かしむように頷きました。


また、変わらないというか、クラウド利用であっても忘れてはいけないのは「コスト意識」というのも再確認。
現職ではクラウド利用のため、インフラにかかるお金は資産ではなく毎月の費用として扱うものの、その毎月のコストに関してはメンバーがシビアにチェック、一喜一憂したりしています。
設備維持だけでなく運用にかけるコスト、ここでは人的リソースについても、割と現実的な内容が語られていて、ちょっとドキッとしながら読んでおりました。

こんな感じで、通して勝手な想像解釈も交えながら読み終えた時には、なんとも懐かしさも感じたものでした。

筆者の佐野さまは、ご自身のお勤め先の新入社員の皆さんに読んでもらいたい...という気持ちで執筆されたそうですが、わたしにとっては今は離れてしまった職場・業務を思い出すような、卒業文集的な印象を受けました。

ここまで学び直しと振り返り的な形で読み終えたので、次の『インフラエンジニアの教科書 2』も読み進めたいと思っています。

内容的にはもう少し上のレイヤーを扱っており、今の仕事により近くなっているので、引き続き学び直して、少しでも若いかたの足をひっぱらないようにお仕事が続けていてたらなと思う次第です。





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